クリスマスプレゼント
心斎橋・中尾書店さんから、故・中田菁山先生の著書 命理入門(全11巻)を古書で揃えて、
格安で分けていただいた。
中尾書店さんからの、お歳暮&クリスマスプレゼントらしい。
ありがたい!!
これらの本、昔持っていたのだが、人に貸したまま、返してもらえない状況になってしまった。
再び買いそろえたいと思いながら、なかなか高価な本なので実現出来ずにいた。
1巻は、偉千里の『命学講義』 を下敷きにした入門書
2~5巻はオリジナル
6~8巻は、『子平粹言』 を下敷きにしたシリーズ
9巻~は、実践鑑定解説
となっている。
紙面の殆どを実例の解説に割いており、理論重視の武田先生とは全く対照的な構成になっている。
ボクは、中田菁山先生には思い出があって、
平成4年頃に知り合ったのだが、亡くなった父親と同い年で、ものすごく気さくな人柄に惹かれて
「教室に通いたい」 と申し出たのだが、
「あかん! ワシは平成10年に死ぬから、アンタの面倒を最後まで見られへん」
と言って断られた。
そして、その通りになった。。。
中田先生は、尋常小学校の頃から見上槐山氏の内弟子として育てられ、
見上槐山氏の本は殆ど、見上氏が口述したモノを中田先生が書き起こしたモノである。
おもしろいのは、中田先生は、命理入門以外にも多数の著書があるが、
生涯において1度として、同じテキストで授業をしたことがないらしい。
ボクが 「入門したい」 と言ったときは、窮通寶鑑の翻訳本をテキストにした授業の途中だったのだが、生涯で再び窮通寶鑑の授業することはない。
おもしろいね
「どこから始めても、ゴールは同じ」 という考えのようだ。
晩年には某大学でも教鞭を執っておられた。
命理学を大学で講義された唯一の人ではないだろうか?
ちなみに、八尾の自宅は、自分で建てたらしい。
でも、大工さんが建てた家と何の遜色もない。
こんなユニークな命理家は、二度と現れないと思う。
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